ビジネスの国際化が広がる中で、よりリスクの高い国や地域などへ出張する渡航者も増加しています。一方で、近年ではホテルを狙ったテロなども多く発生し、出張に伴う渡航者の安全性の問題が浮上しています。本ガイドブックでは企業の管理者と出張者自身に対して、宿泊施設は安全上適切かどうか判断する基準や評価方法を示しました。このように事前に対策を講じリスクの軽減を図ることで節減できるコストについても、事例を上げて紹介しています。
適切な宿泊施設の選択についてのガイドブック『ホテルの安全性-海外出張時の安全な滞在先選択のために』は、こちらから無料でダウンロードしていただけます。
2000年以降ホテルを狙ったテロは世界各地で頻発していますが、そのうち46%がアジア太平洋地域、34%が中東アフリカ地域、20%がヨーロッパ地域で発生しています。これに対し、世界の700社以上を対象にしたIpsos MORIによる調査*では、出張時に利用するホテルなどの宿泊施設の安全性の評価を行った企業は19%に止まっており、企業や組織が変化に対応し切れていないことがわかりました。
本ガイドブックは宿泊施設の規模やタイプに加え、現地のリスク評価や出張者自身の属性、旅程に基づいた総合的な判断の基準を紹介しており、海外出張者の安全対策や組織のBCP強化などに活用していただけます。
<本ガイドブックの概要>
- リスクの分類
- 宿泊施設の適切性を評価する
- 宿泊施設の立地が適切かどうか評価する
- リスク評価に基づくガイドラインアプローチ
- 宿泊施設と所在地の情報を複合的に検討する
- 出張者自身の情報や属性によって変わる検討事項
- 発生する可能性のあるコスト
- 投資対効果(ROI)
- ケーススタディ:アシスタンスプロバイダーに期待すべきこと
- 管理者と出張者のためのチェックリスト
<トラベルリスクマップについて>
世界各国の医療リスクと安全上のリスク評価を示した『トラベルリスクマップ2023』のダウンロード(無料)はこちら
『トラベルリスクマップ』をウェブサイトに埋め込むためのコードも公開しています。
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*出典:Ipsos MORI Global Business Resilience Trend Watch 2018