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導入事例

株式会社JERA(ジェラ)様

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国際エネルギー市場で戦うことができるグローバルなエネルギー企業体を創出し、国際競争力あるエネルギーの安定供給と企業価値の向上を同時実現することを目指し、東京電力と中部電力の燃料・火力部門が統合して2015年に誕生。燃料上流・調達から発電、電力/ガスの卸販売に至る一連のバリューチェーンが一元化された国内火力発電の半分を占める発電能力と、世界最大級の燃料取扱量を誇るエネルギー会社です。

海外赴任者の医療アシスタンスの体制はこのままでよいのか、またリアルタイムに海外赴任者と海外出張者の所在情報をどのように把握するか、といった課題を抱えていらした株式会社 JERA(ジェラ)HR統括部 労務部 労務ユニット 中田剛平さま。弊社のサービス導入からちょうど1年が経ったのを機に、お話を伺いました。

―ではまず導入のきっかけについてお聞きかせいただけますでしょうか?

当社では多くの海外赴任者がおり、赴任者向けの医療保険を検討していましたが、海外出張の機会が多い事業部門から海外出張者の安否確認体制や所在管理について課題提起されており、医療保険と緊急時の対応をスムーズに行うことができないかと考えたことがきっかけでした。導入に向けては、危機管理部門や事業部門にも関わってもらい、実効性の検証も十分に行い導入を決定しました。

―以前は出張管理をマニュアルでされていたそうですね。

はい、「ホテルに着きました」とか、「空港に着きました」という安着連絡を全部メールでやっていました。

―管理者の方は大変ですね、とんでもない量のメールが来てしまいそうです。

はい。時差がある中で、管理者にはもう24時間ずっとそういうメールが来ているような状況でした。部門によってだいぶ差はありましたが、事業部門ですと常時複数人が海外出張しているケースもあるので、上司は部下からそういうメールをどんどん受信するんですよ。
御社のサービス導入前は海外赴任者、海外出張者の所在についてリアルタイムに正確に集計する機能がなかったので、万が一、海外で緊急事態が発生した場合、すぐに当該地域への全渡航者を把握するのは難しかったと思います。

―もしよろしければ、他社さまからインターナショナルSOSに契約変更された理由をお聞かせいただけますか?

これまでは、医療、セキュリティ、安否確認をすべて個別に契約しておりましたが、検討を進める中でこれらを一元化することが効率的な事業運営の実現につながると判断しました。
海外出張者の所在管理に課題を抱えていた事業部門の方からは、トラッカーのデモ画面がビジュアル的にも分かりやすく、渡航情報が旅行代理店から自動連携され、対象者の抽出も容易であったことから、導入には非常に前向きでした。我々としても緊急時の安否確認が自動で発信され集計される機能に魅力を感じました。
インターナショナルSOSのサービス導入に向け、我々だけではなく、危機管理部門、事業部門への説明会を何度も開催していただき、疑問点をクリアにするとともにサービス内容も十分検証した上で約4か月という短期間で契約締結まで進めたことはよかったと思っています。

―それでは次に、契約後どのように実際に導入されたのか、またその際のご苦労などがありましたらお聞かせいただけますでしょうか?

まず、2022年8月に導入説明会を御社ご担当者にWebで開催していただきました。
海外赴任者だけでなく、本社勤務で今後海外に渡航する機会がある従業員にもなるべく参加してもらうように周知したのが、取り組み事項の一つ目ですね。
その後、10月にトラッカーの運用が開始され、2023年1月に海外赴任者向けの安否確認訓練を行いました。具体的には、事務局から安否確認のメッセージを送信し、返信してもらう、また各自アプリからチェックインをしてもらう、という訓練です。管理者にはトラッカーの使用についても訓練してもらいました。これは全員必須参加で、訓練に先立ち、海外赴任者には全員アシスタンスアプリをダウンロードしてもらっていました。必ず参加してもらうように海外赴任者に働きかけた結果、ほぼ全員に訓練に参加してもらうことができました。

この訓練を通じて気づいた点としては、実際に自分の手で使用してもらうのが重要だということです。もともと、インターナショナルSOSの利用方法については導入時に説明会を実施し、社内のイントラに資料を掲載しましたが、訓練前に多くの方から使用方法の問い合わせがあったこと、事務局も細かい使用方法を十分に把握できていなかったことが反省点でした。こうした反省点を踏まえて、2023年6月に再度本社のトラッカー管理者と海外出張者を対象に安否確認訓練を行うこととしました。

―労務の皆様が最初から強くメッセージを発信して、周知からアプリのダウンロードの確認まで、しっかりリードしてくださったんですね。
JERAさまはこれからどんどん海外に事業展開されて、弊社のサービスをご活用いただく場面がさらに増えるかと思いますが、この1年はどのようにご利用いただきましたでしょうか?

導入後、何度かスペシャルアドバイザリーが発信されたのですが、対象者は安否の返信をしっかりしてくれました。ただ、現地の時間によってはすぐに返事がないケースも稀にあったので、その場合は本社から個別に連絡するのか様子をみるのかという運用基準も危機管理部門と決めています。

―今までのところ、非常にうまく弊社のサービスをご活用いただいていますが、なにか工夫されたことなどはございますか?

会社として「従業員の安全」が最重要事項で、トップマネジメントから常日頃発信されています。私が担当している海外だけでなく、国内の発電所なども同様です。そういった社内の雰囲気が醸成されてるというのはあると思います。
また、、社内の問い合わせ先の我々でもわからないことは、すぐにインターナショナルSOSに連絡してご対応いただいています。

―今まで順調にしっかり段階を踏んで弊社のサービスをお使いいただいていますが、今後さらにこうしたいと思われていることはありますでしょうか?

大きくは三つありまして、一つ目は基本的な使い方を社員が理解するための活動を積極的に行いたいと思っています。特に渡航前の情報収集する際に、御社のサービスを十分に活用できているのかが分からないので、具体例などを提示するなど周知したいと思っています。

二つ目は、eラーニングをしっかり使いたいと思っています。昨年はトラッカーの利用やアプリのダウンロードを最重要課題としましたが、これから海外事業展開を積極的に進める中で初めて海外出張に行く方が増えると思いますので、渡航前の必須事項としたいと思います。
弊社では社内eラーニングを標準的に実施しているのでアレルギーはないですし、御社のeラーニングは英語など言語がいろいろ選べるため、使い勝手はいいと思います。運用方法については御社のご担当者と相談させていただきたいと思っています。

最後に帯同家族への周知です。現状、帯同家族などには直接の説明はしていないため、どこまでサービスが浸透しているか、よく分からないのが正直なところです。ご家族からの利用は他社様でも多いと聞いておりますので、弊社もしっかり使ってもらえるよう周知をしたいと考えております。

弊社のeラーニングはコンテンツが多いため、どういったコンテンツがJERA様に必要なのかお打ち合わせをさせていただければと思います。出張と赴任前のルールとしてeラーニングを受けていただき、インターナショナルSOSについてより知っていただけましたら幸いです。

また弊社アシスタンスセンターには、24時間365日、日本語でお電話いただけますので、帯同家族の皆様も安心かと思います。赴任前説明会へのWeb参加も可能ですので、ぜひご活用ください。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました。

お客様情報
株式会社 JERA(ジェラ)様
https://www.jera.co.jp/
取材日:2023年5月